コンパクトハイブリッドカー「アクア」は「プリウス」「フィット」と、どう違う? 〜ボディサイズ・室内空間〜
トヨタの新型ハイブリッド車「アクア(AQUA)」が発売された。
コンセプトは「ゆとりの室内空間とコンパクトボディ、さらに爽快な加速感や軽快なフットワークを楽しめるハイブリッドカー」。
ということで、新型アクアのコンパクト性能を「プリウス」「フィット」と比較してみます。
アクアはプリウスに比べ全長が約50cmも短くなり、フィットやトヨタの「ヴィッツ」に迫るコンパクトボディになりながらも室内空間では、長さがプリウスより約10cm、フィットより約20cmも広くなっている事がわかります。
これはコンパクトカーでは特筆すべきところで、4ドアセダンのプレミオあたりに肉薄するサイズです。
コンパクトカーに合わせてハイブリッドシステムの小型化を実現し、さらにはフロント・リアともに従来のコンパクトカーに比べ、ゆったりサイズのシートを採用と、車内の空間を広く・快適にする工夫を随所にみせていますね。
しかし気になる点が1つ。
高さがずいぶん低くなっていますね。プリウスに比べ5cm、フィットよりも10cm以上低いです。
これはプリウスの空力性能を確保するための措置ということですが、苦肉の策なのでしょうか?
実際にはアクアのCD値は0.26プリウスの0.25に匹敵し、燃費&運動性能の向上に貢献しているのですが、天井の低さと前方のクリアランスは、乗り手を選ぶことになるかもしれませんね。
すでに6万台の受注を受けているアクアですが、実際に試乗して確認してみる必要がありそうです。